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ニセコメッカ(NisekoMecca)

ニセコおすすめのバックカントリーガイド情報

ニセコメッカ(NisekoMecca)

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4FRNTライダーでもある田中氏(ターナー)の滑り

4FRNTライダーの田中氏が運営するニセコをベースとするガイドカンパニーです。「メッカ=聖地」にちなんだ社名の通り、ニセコエリアを中心に「パウダーの聖地」北海道のバックカントリーシーンを縦横無尽に楽しませてくれます。ニセコエリアのリフトを活用した「リフトアクセスバックカントリーガイド」やニセコ近郊から余市エリア等まで足を伸ばす「バックカントリーガイド」、憧れの羊蹄山にチャレンジする「羊蹄山バックカントリーガイド」など多様なバックカントリーツアーを提供してくれます。ニセコのバックカントリーガイドの多くはプライベートガイドを基本としている会社が多い中、積極的にグループツアーを開催している同社の姿勢には好感が持てます。

田中(ターナー)氏とニセコメッカ

当サイトがニセコメッカにコンタクトした理由は、1名のシニアスキーヤーの声でした。「最近ニセコエリアで1名での参加を気持ちよく受け入れてくれるガイド会社少ないんです。でもニセコメッカは人当たりも良く、とても楽しい時間を過ごさせてくれる良い会社ですよ。」という声です。「そんなガイドカンパニーなら是非とも取材しなくては!」と思いコンタクトしました。前評判の通りの丁寧なメール対応からニセコメッカの田中氏(通称:ターナー)とのコミュニケーションが始まりました。ツアー数日前に田中氏より「ツアー予定日はニセコが大荒れの模様であり、ニセコ滞在中の別の日への変更を検討頂けませんか?」という提案を受けました。

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田中氏は4FRNTだけでなくMAMMUTのサポートも受けている

商売優先に考えるのであればそのような連絡は無いはずですが、「充実した安全なツアーを実現」する為の提案なのでしょう。このようなやり取りの中で同氏への印象は高まり、当日を迎えました。前段が長くなりましたが、同氏のガイドとしての実力、そして滑りも素晴らしいものでした。優しい印象の彼ですが、バックカントリーのノウハウや用具の使いかたの話題になると、的確なアドバイスをしてくれるクールなキャラクターに変わります。田中氏のパウダーでのショートターンは写真で見ても分かりますがターンの前半よりスキーが弧を描きながらパウダーに食い込み「ギュイン」と回るパワフルな滑りで、「流石4FRNTライダー!」と思わせてくれるものでした。

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バンの中で当日のスケジュール等を説明する田中氏

ニセコメッカガイドメンバー

スキーガイドステージⅡを持つ田中氏、サポートガイドのFUMIさん(テレマークスキー)と井上氏(スプリットボード)の計3名が在籍。FUMIさんは北海道知事認定の自然ガイドでもあり、ツアー中は様々な動植物の話をしてくれます(スキーで緊張しがちな参加者が癒される瞬間です)。

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パウダーの中でテレマークターンを決めるFUMIさん

ニセコメッカツアー参加レポート

参加ツアー:バックカントリーガイド

今回は「バックカントリーガイド」に参加しました。ニセコ近郊を滑るのだろうと思い込んでいたのですが、当日朝提案を受けたのはシークレットツアーです。「新しく開拓しているエリアがあるのでそこに行きましょう!」というものでした(新しく開拓している場所とはいえ、安全を考慮し事前に幾度となくテストをしているとのことです)。このように新しいエリアを開拓し続ける同社の姿にも大きな魅力を感じました。当日はサポートガイドとしてテレマークスキーのFUMIさんもジョインする楽しいツアーとなりました。

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(左上)集合前のシール準備(左下)山麓よりハイクアップ開始

(右)丁寧なレイアリングを行う田中氏

8:30

ニセコメッカのバンが宿泊場所で参加者をピックアップ(ニセコ近郊であればピックアップ可)。出発前にシールを貼っておくようアドバイスあり。

8:30-8:40

社内で、当日の目的地の説明と簡単な打ち合わせ、ガイド料金の支払い等が行われる。

8:40-9:40

同社バンにて目的地へと移動。

9:50-11:30

標高約600mの山頂を目指し標高差400m程度のハイクアップを開始。途中数回の休憩を挟みながら、レイヤリング等の調整も行い、快適なシール登行を楽しむ。ハイクアップの途中も田中氏とFUMIさんより多くの実用的なアドバイスを受ける。

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(左上,左下)ツリーランを楽しむ参加者

(右)美しい雪景色と木々を見ながらのハイクアップ

11:45-12:00

適度な斜度のオープンバーンからツリーランへ。シークレットポイントでありもちろんノートラック。木間の間隔も十分にあり、適度なスピードとパウダーの浮遊感を楽しめる最高の滑走バーン。

12:00-12:15

1度目の登り返しに向け休憩と共に登行準備を開始。休憩中に周りを見回すと美しい木々の雪景色が広がっている。自然と向き合うバックカントリーの楽しさを改めて実感する瞬間。FUMIさんからからは木々や山に住む野鳥の話などを聞くことが出来き、これも楽しい一時となる。

12:10-12:40

約30分の登り返し。

12:40-12:50

滑走モードへの切り替え。

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(左)パウダーの中での切れのある田中氏のターン

(右上)スプレーを上げるFUMIさん(右下)山麓近くのツリーラン

12:50-13:00

頂上より少し下がったポイントより撮影メインの滑走(2本目)をスタート。 ツリーランから適度なオープンバーンに変化する斜面。田中氏の華麗なパウダーターンに続き、FUMIさんのテレマークターンがスプレーを上げる。

13:00-13:10

2度目の登り返しに向け登行モードへの切り替え、及び休憩。

13:10-13:30

2度目の折り返し、途中で沢を超える箇所があり、田中氏が先行し慎重に進んでいく。山頂手前でハイクアップ完了。

13:30-13:40

山麓までの滑走に向け滑走モードへ変更。

13:40-14:00

中斜面の快適なツリーランも下部に向かうにつれ木の密度が上がり多少テクニカルなコンディションに。これもバックカントリーの醍醐味。スリルを味わいながらも慎重にガイドについて滑り降りていく。

14:00

バンの停車場所に到着。

14:00-15:00

ニセコの宿泊先へ移動。

ツアー参加を終えて

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ニセコメッカの魅力は「安全を第一に考えながらも、バックカントリーの楽しさを追求している」こと、そしてガイドの田中氏、FUMIさんのアットホームな人柄(シニアスキーヤーの前評判通り)にあります。 天候悪化予測に伴う日程変更提案や、ツアー時のアドバイス、ガイドとしての行動からは安全第一の気持ちが伝わってきます(これはガイドとして当たり前のことかもしれませんが、様々なツアー参加者がいる中、それを守るのは容易ではありません)。

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一方で今回はシークレットポイントでのツアーでしたが冒険的要素もあり、バックカントリーの楽しさを改めて感じさせてくれるものでした(「山丸ごと貸し切り」は贅沢すぎます)。訪日外国人スキー客が増え、ニセコエリアのパウダー競争率が日に日に高まる中、ニセコエリアで確実にパウダーを楽しむには是非ともニセコメッカにコンタクトしましょう!ローカルガイドならではの知識と、常に新しいエリアを探求し続けている同社ならきっと素晴らしいパウダーランを提案してくれるはずです(もちろん、天候他の気象条件によりますので100%とは言い切れませんが)。またニセコメッカの対応は口コミ、評判の通りとても丁寧で好印象でした。

ニセコメッカ(NisekoMecca)基本情報

〒048-1531

北海道虻田郡ニセコ町字有島123-62

電話番号:0136-55-8158

http://www.niseko-mecca.com/index.html